はんこ・印鑑

豆知識〜はんこの歴史と種類について

はんこは、原始的なものでは紀元前5000年頃に古代メソポタミアで使われていたとされています。中国の宋代の頃から朱肉が使われるようになりましたが、それまでは泥が使用されていました。日本では、西暦57年に中国からの贈り物の漢委奴国王の金印が最古とされています。実際に使われるようになったのは、大化の改新後になってからです。江戸時代、武士階級では朱肉が使われていたのですが、庶民は黒い色をしたものが使用されていました。今日では、山梨県西八代郡にある六郷地区で生産されているものが全国シェア50%を誇っています。よく使用されるはんこには、名字のみのものが多く幅広い用途に使用されている認印、実名が入っていればイラストが入っていても使用できる銀行印、ボールペン等の消せないもので記入して間違ってしまった場合に訂正として押す訂正印、印鑑登録で役所に届ける実印などがあります。大きさは、一般的に認印が10.5〜12cm程、銀行印が12〜16.5cm程、訂正印が6mm程、実印が13.5〜18cm程とされています。